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ただの日記

>献富

お前の存在力が大きいからだよ。何かあったらすぐに出られるような存在なのかもしれないが、今朝の一件を見てもどうも自分でそれをコントロールできないようだな。

 

このブログ、本来は必要に応じて内部連絡用にはしてもよかったが、内部チャット用にするつもりは全くなかったのだが…

 

どうせToDo管理や片付けは俺の方が要領が良いだろうからさっさと済ませようと思って、それができる水曜までは休ませてもらおうと思っていたんだが、結局今日は俺が働かされた。

 

俺が見たものを記録だけしておくと。

今朝は珍しく献富が目覚めるのに失敗したらしい。というより、聖だかいづみだかの女性と混ざったのか?基本的に俺が他の者と混ざる時は(特に女性と混ざる時は)ひたすら気持ちが悪いだけだが、朝の奴はどうも動けず起き上がれなくなっている様子だった。

 

彼の場合は…奴自身が言っていたように、途切れ途切れであっても浅く広く比較的誰とでも接触できる(コミュニケーションがとれる)が、その代わり彼らの記憶を情報として取り入れはしても感情とは一切繋がらない(そしてそれを奴自身がうまくコントロールできるようになればある程度の記憶の情報管理が可能になるかもしれないわけだ)。だから比較的表にも出て交流者のようなこともしていながら、それでいて自信も心も揺らぎが少なく存在力もある程度の強さを保てるのだろうと俺は推測するが、そのような存在が今朝のように感情とリンクしてしまった場合(特に聖やいづみは感情の幅が激しい)、一気にダメージを受けるのかもしれないな。

 

まあとにかく今朝は苦しそうな様子で俺か俊成か辺りの方向にSOSを送ろうとしているような気配がしたので、一旦代わろうとしたんだが、暫くして朝の準備で無理やり出てきた。最近表で長時間保つのが得意でなくなってきている俺よりも存在力と意志が強かったからだが、案の定というか…結局結構すぐにいづみとNに乗っ取られたようだ。

大分強烈な希死念慮の中でいづみが仕事へ行く途中の店でミニカッターを大量に買い占めようと考えているようなイメージを感じたから、ひとまず外へ出る前に財布だけ忘れさせた。あまり意図的にこうした一部思考に介入するようなことをしたことがなかったが、やれば案外成功するものだ、と思った。俺なりに代わろうとはしていたのだがそちらはなかなかうまくいかず。とりあえずいつも通り仕事には向かってくれたからいい。

 

到着して仕事前休憩室で気が抜けた辺りでやっと表に出られた。

そんなわけで今日はひとまず内外共に騒動なく済んだが、これから大変な時期に突入するのに対応していかなければならないわけで、今日明日は俺が引き受けるから回復してくれると良いんだが。

 

俊成と献富は根本的に切り回し方も違うのだということが解ってきた。

俊成は準権力者として内部的な押し出すとか壁を作るといった一種の周囲をコントロールする圧力というか、采配力があるが、献富は自分の意志力と存在力で、自分を主体にして言動行動で采配するタイプなんだな。本人が自分は権力者ではないと断じていたが、今日ふと、そういう意味だったのかと納得した。

そして俺などの交流者(俺の場合は人間関係主体の交流というより生活代行と情報処理に強い交流者だが)は感情のダメージが溜まらないようにちょくちょく潜ったりするが、奴も準権力者的素養を少し入り混じらせただけの、感情のバリアと切り離しが得意な交流者なのだとしたら、結局のところ奴が確立したことによってバランスが保ちやすくなったわけではなかったということだ。

気付いたところを記録しているだけの話で非難しているわけでもなんでもないが、とにもかくにも年末年始はうまく凌がないとな。

 

和樹